新しい幕は開く
平賀源内が獄中死して100年。新しい幕が開くのが、「交響曲」の世界。ブラームスの4曲は頑張った方。リストもベルリオーズも交響曲と名付けた形式に則った作品は1曲で終わった。フランス作曲家のサン=サーンスや、ルーセルは頑張ったうち。オーストリア作曲家のブルックナー、マーラーは9曲の名作を遺した。そして、フィンランドのシベリウスが交響曲の時代を再興した。ヨハン・シュトラウス2世がアメリカツアーを行うにあたってアメリカにもコンサートホールが建設されるなど、コンサートホールの増大で20世紀は交響曲作品が主役に戻ってきた。指揮者、ユージン・オーマンディはその時代に一役を担った。シベリウスはオーマンディの演奏を聴き、カラヤンのレコードを聴いてお墨付きを与えた。シベリウスとオーマンディのツーショット写真が大変有名なこのレコード。フィラデルフィア管弦楽団の素晴らしさが録音から60年経っても輝きに薄れは一切ない。シベリウスの交響曲第1番はこのレコードをファーストチョイスにすると良い。そして、カラヤンのフィルハーモニア管弦楽団とベルリン・フィルのレコードのどちらが好きか、音楽仲間と感想を交わそう。バルビローリ、マゼールの交響曲全集は金字塔であり、北欧指揮者の演奏・録音の素晴らしさもわかりやすくしてくれる。
4/26 (Sat)
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シベリウスの《交響曲第1番》が初演された日(1899年)。すでに交響詩《フィンランディア》を発表し、人気を博していた彼が満を侍して挑んだ本作。イマジネーションを掻き立てる、神秘的な作品。

